目指せ健康長寿
予防医療と身体づくり
つつじが丘
ウイメンズクリニック編

生活習慣病の増加を背景に「病気にならない体づくり=予防医療」への関心が高まっています。この特集では、産婦人科・消化器内科・整形外科の専門家監修のもと、各分野で役立つ予防医療のヒントをご紹介。今回は「つつじが丘ウイメンズクリニック」監修、「生活習慣と不妊予防について」です。今日からできる小さな一歩があなたの未来の健康を守ってくれるはず一緒に”予防“のある毎日を始めてみませんか?

【 つつじが丘
ウイメンズクリニック 】

 生活習慣を整えて 
 不妊を予防しよう 

不妊予防やQOL向上にもつながるプレコンセプションケアについて、つつじが丘ウイメンズクリニックの若原副院長に伺いました。将来の妊娠に備えて、今からできる生活習慣の見直しを始めませんか?

若原靖典副院長

インターネットの情報は玉石混交です。かかりつけの産婦人科をみつけ、確かな知識を得て下さい。

 TOPIC 1 

ひどい月経痛、経血量が多い方は
放置せず病院へ!

強い痛みや不規則な月経周期、PMS(月経前症候群)など月経トラブルに悩んでいる場合は婦人科受診のサイン。婦人科系の病気の可能性も。特に子宮内膜症は放置すると、将来不妊となる危険性が高くなる。

早めの発見と治療が、将来の妊娠力を守るカギに。

 TOPIC 2 

「不妊」って他人事だと思ってない?

最近は晩婚化やライフスタイルの変化で「不妊」が身近な話題に。ちょっとした心がけが将来の自分や家族のためになるかも

不妊って具体的にどんな症状なの?

不妊とは…健康な男女が避妊せずに定期的な性交を行っているにもかかわらず、1年以上妊娠に至らない状態のこと。1年が目安期間だが女性の年齢が高かったり、月経不順の傾向があったりと不安に思う方は早めに医師へ相談を。

不妊の原因は女性だけの問題じゃない?

不妊要因は1/3が女性側に、1/3が男性側、さらに1/3がどちらにもあるといわれている。女性の場合は月経不順や無月経、排卵障害など。男性の場合は精子の質の低下以外にも性感染症など、男女さまざまな原因があげられる。

 TOPIC 3 

プレコンセプションケアで
今からできる不妊予防を

\ プレコンセプションケアってなに? /

将来の妊娠を考えながら、自分たちの生活や健康に向き合うヘルスケアのこと。

目的
若い世代の健康増進、不妊予防、妊娠・出産のリスク軽減

対象
妊娠を考えている方だけでなく、妊娠可能年齢のすべての女性・カップル

メリット
自分自身の健康維持、将来的な家族の健康、ライフプランの選択肢が広がる

 TOPIC 4 

毎日の習慣が未来を変える!?
将来の妊娠力アップのため
プレコンセプションケアを始めよう

夜更かしや偏った食事、ストレスの多い生活は身体への影響大! 妊娠しやすい身体作りには、日々の食事・運動・睡眠が大切。

【 ビタミン・ミネラルの摂取 】

特に葉酸は妊娠を意識した数ヵ月前から1日400㎍を摂ることで、赤ちゃんの先天性疾患のリスク低減に。

【 十分な睡眠 】

7~8時間の睡眠はホルモンバランスを整え妊娠力の維持に役立つ。

【 NG習慣を節制 】

喫煙は厳禁! これを機会に禁煙を。アルコール・カフェインの摂り過ぎは男女ともに不妊の可能性を高める。

【 適度な運動 】

月経不順や排卵障害の原因になるので、痩せすぎも太りすぎもNG! まずは1日30分のウォーキングから。

【 精子の質を高める 】

精子は熱に弱い。サウナ、膝上でのノートPC使用、過度な運動、座りっぱなしが精子の質を下げることにも。妊娠を意識したら注意を。

【 性感染症予防 】

性感染症は不妊の大きなリスクに。クラミジアはもとより、梅毒の感染者も増えているので、避妊具の使用で感染予防を徹底して。

【 定期的な婦人科・健康チェック 】

妊娠中の風しん感染は赤ちゃんが先天性疾患に、はしか感染は流産・早産の危険が高くなる。妊娠前に免疫チェックを行いワクチン接種などで予防を。


 まとめ 

不妊は女性の問題と思われがち。しかし、実は男性側の原因も多いので、パートナーと一緒に健康的な生活を目指すことがベスト。妊娠を希望するかどうかにかかわらず、若いうちからプレコンセプションケアを行い、将来的な選択の幅を広げよう。


つつじが丘ウイメンズクリニック


TEL/0532-66-5550
住所/豊橋市つつじが丘2丁目3番地10
診療時間/9:00~12:00、15:00~18:00
休診日/毎週土曜日午後、日曜日、祝日
駐車場/有り
HP/https://t-w-c.jp/

 

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